サメハダー・・・サメ肌!?

こんにちは。

突然ですが、子どもが夢中になっているポケモンの中に「サメハダー」というポケモンがいます。

サメのポケモンだから“サメハダー”・・・なんともシンプルなネーミングですが、
そこで、ふと「そういえば、“サメ肌”って言葉があるなぁ」と思い出したんです。

そして、「動物の名前+肌」って、ほかに何があるだろう?と考えてみたら——意外と“鳥肌”と“サメ肌”くらいしか思いつかない。

でも、よく考えるとこの二つ、どちらも私たちの体や心の状態を映すサインなんですよね。今日は、そんな「鳥肌」「サメ肌」についてのちょっとしたお話です。

● 鳥肌

鳥肌のイラスト

寒いときに、毛穴の奥の小さな筋肉(立毛筋)が反応して毛を逆立て、体温を保持したり、敵から身を守るために体格を大きく見せたりする役割があります。
しかし、人間のように体毛が薄い生き物では、この機能の効果は限定的で、進化の過程で残された名残と考えられています。

さらに、おもしろいのは、感情によっても「鳥肌」が立つこと。つまり「心が動くと、肌も動く」——これは、私たちの体がどれほど繊細にできているかを教えてくれる現象です。

● サメ肌

サメ肌(ざらつき)のイラスト

乾燥や摩擦などで角質が厚くなり、肌の表面がざらついてしまう状態。医学的には毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)などの疾患の肌の状態を表すときに用いられることがあります。

ちなみに、本物のサメの皮膚は「楯鱗(じゅんりん)」と呼ばれる小さなウロコで覆われています。楯鱗(じゅんりん)はV字型のウロコで、サメが水中を泳ぐ時の抵抗を減らし、より速く静かに泳げるようにしています。

これは、人の「サメ肌」のイメージとはちょっと違いますが、肌の状態を表す言葉として「サメ肌」も定着していますね。

★ 肌は、沈黙の語り手

鳥肌も、サメ肌も、実はどちらも“肌があなたに語りかけているサイン”です。

「寒いよ」「少し疲れたかも」「水分が足りないよ」——肌は言葉を話さない代わりに、ちゃんとメッセージを出しています。そんな自分の肌を、1日1回でもよく観察してみるのもいいですね♪

● おわりに

ポケモンの“サメハダー”がきっかけで生まれた、ちょっとした「肌と言葉」のお話。もし、この記事を読んで、自分の肌を少しでも気にしてもらえたら嬉しいです。

気になる肌の症状がある方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。